- 素朴な人になるための1つの方法としてシンプルな暮らしを目指すことがある
- シンプルな暮らしには様々なメリットがある
「素朴な人って素敵だよね」
このような言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?
素朴な人はありのままの自分で必要以上に飾らない人のことです。
現代の恋愛においても裏表がなかったり、素直であったりする素朴な人の特徴が求められています。(1)
先日の記事で素朴な人になるための7つのポイントをまとめてみました。
その中で「シンプルな生活を心がける」というポイントを挙げさせていただいています。
「いやいや、そんな簡単に言われたって…」
このように思う方もきっと多いはずです。
ものが手に入りやすくなったり、仕事や家事に追われたりしている生活の中でどのようにしてシンプルな生活を目指せばいいか分からないという方は多いでしょう。
そこでこの記事ではどのようにすればシンプルな生活を目指すことができるのか深堀していきたいと思います。
素朴な人になるためにシンプルを目指すポイント
そもそもシンプルな暮らしに重要性はあるのでしょうか?
素朴な人が求められている現代社会においては、その特徴の1つであるシンプルな暮らしに少しは需要がありそうです。
しかし、現代社会の需要に応えるということ以外にもシンプルな暮らしにはメリットがあります。
後のシンプルな暮らしを目指す改善点の中でも触れますが、例えばいらないものを思い切って捨てる断捨離は片付けという行為を通して自分を知り、人生を快適にするものであるとも位置付けられています。(2)
また、現代発達してきたSNSから離れ、シンプルな自然の中で過ごしてみるのもストレス発散に効果的だとされています。(3)
このように素朴な人になるためにシンプルな暮らしを目指すことには自分自身の心の豊かさを得るというメリットがあります。
シンプルな暮らしを目指すための改善点
では、シンプルな暮らしを目指すために具体的にどのようなことをしていけばいいのでしょうか?
ここでは例を4つ提案させていただきます。
例1: 断捨離のすすめ
シンプルな生活を目指す上で1つ目に挙げさせていただくのは断捨離です。
単純にものを減らしてシンプルに暮らせる空間を作り出そうということです。
断捨離についての考え方はやましたひでこさんを中心として本も何冊か出ています。(4)(5)
管理しきれないほどのものを管理しなければならないというストレスを抱えていたり、身の丈に合うコスパのいいものを求めていたりする現代の日本人にとって断捨離は心に余裕を与えてくれるでしょう。
また「今の自分にこれは本当に必要なものなのか?」という形で自分を見つめ直す機会もくれます。
断捨離と聞くと思わず「1日がかりで気合を入れてやらないといけない」という気持ちが現れ気後れしてしまいますが、先ほどのやましたひでこさんの本の中には1日5分からできるお手軽な方法を提案している本もあるので、ぜひ手に取ってみてください。
例2: 自然と触れ合う時間の確保
シンプルな暮らしを目指す行動の2つ目の例は自然と触れ合う時間を確保することです。
自然と触れ合うことで現代の喧騒から離れて昔ながらのシンプルな環境に身を置いてみよう…というわけですね。
先ほども書きましたが自然と触れ合うことはストレスの発散に効果的です。(3)
「自然の中でずっと時間を過ごすだけなんて暇そうじゃない?」
確かに自然の中でただただ何もせずに過ごすのは暇そうに見えるかもしれません。
ただ、実際に自然の中に行ってみると色々なことに気付きます。
「これは何の音だろう?」
「この前来たときはこんな花咲いていたっけ?」
5分間だけ…と思って自然があるところに行ってみても案外時間が経つのはあっという間です。
実際に足を運ぶまでは気が重いと思いますが、騙されたと思って自然を楽しんでみてください。
ちなみに、自然を感じるのは「今、ここにある」と感じる認知行動療法にもつながる考え方なので、上手く気持ちを受け入れることにつながって自分の役に立つ行動をしていく手助けになるかもしれません。
例3: 手作りの食事
シンプルな暮らしを目指す上での3つ目の行動の例は食事を手作りしてみることです。
手作りをすることで料理に使われる素材そのものの味をより楽しめるよう味付けを工夫することができます。
また、料理そのものについても「今している作業」に気付きながら作業することで、複雑な思考から解放されて精神的にも楽になるかもしれません。
手作りの食事と言っても最近は作り置きもできるような簡単なレシピも登場しているので、無理のない範囲で取り入れてみてはいかがでしょうか?(6)
例4: テクノロジーとの距離感を考える
シンプルな暮らしを目指す上での4つ目の行動の例としてはスマホやSNSといったテクノロジーとの距離感を考えることです。
近年は急速なデジタル化が進みました。
デジタル化が進んだことにより新しい働き方やつながりが増えたり、便利になったりしたことが増えたのも事実です。
ただし、休む間もなく情報に接し続けていると精神的に疲れが出てきてしまいます。
デジタルデトックスという言葉が出てきている通りテクノロジーと適度な距離をとることで、仕事の面でもバランスの取れた労働時間を確保したり、創造性を促したりと様々ないい面があります。(7)
「1週間スマホに触らない!」
というような極端なデジタルデトックスは敷居が高いかもしれませんが、
「食事中はスマホを見ない」
というような短時間なデジタルデトックスは工夫次第で日常生活に取り入れることができると思います。
テクノロジーとの距離感を見直してみて少し前のようなシンプルなゆとりのある暮らしを目指してみてはいかがでしょうか。
素朴な生活がもたらす効果
ここまで素朴な人になるためのシンプルな生活の具体例を挙げてきました。
シンプルな暮らしをする素朴な人は好まれるという現代社会のニーズに対応できること以外にも、自身の精神的な安定や幸福感が得られるということがここまで挙げてきた具体例にある程度共通することだと思います。
また、自分に本当に必要なものだけを見つめ直していく必要があるため、必然的に物質的な豊かさにとらわれない自由な生き方を手にすることができます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
この記事では素朴な人になるためのシンプルな暮らしの具体例を深堀してみました。
シンプルな暮らしにはメリットがありますが、いきなり生活をガラッと変えるのは難しい話です。
まずは少しずつでも変えることができそうなことから生活を改善していきシンプルな暮らしを目指してみてはいかがでしょうか?
シンプルな暮らしを目指す中で自然と「素朴で素敵な人」という風に呼ばれることになるかもしれません。
参考文献・リンク
(1)ゼクシィ縁結びエージェント『好きな異性のタイプ、性格・見た目・行動TOP5を紹介!好きなタイプの答え方も指南』
https://zexy-en-soudan.net/column/recommend/469.html
(2) 碇朋子『消費者の新たなライフスタイルとしての「断捨離」~「モノ」への依存からの自己の解放・共有・拘束~』
https://meisei.repo.nii.ac.jp/record/2036/files/KzNo51-2_05a04.pdf
(3) 環境省『データで見る国立公園の健康効果とは?』
https://www.env.go.jp/nature/nationalparks/pick-up/health/
(4)大和書房『1日5分からの断捨離 (単行本)』
https://www.daiwashobo.co.jp/book/b543377.html
(5)ワニブックス『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 ―断捨離からミニマリストへ―』
https://www.wani.co.jp/event.php?id=4749
(6)KADOKAWA『弁当にも使える やる気1%ごはん作りおき ソッコー常備菜500』
https://www.kadokawa.co.jp/product/322305000696/
(7)J-Net21『デジタルデトックスについて中小企業でできることを教えてください。』
https://j-net21.smrj.go.jp/qa/org/Q1493.html